令和5年度児童発達支援 保護者向けアンケート結果

 

  • 事業所名:ヨリドコロ横浜生麦
  • 公表日:2024年3月31日

環境・体制整備

1:子どもの活動等のスペースが十分に確保されているか
2:職員の配置数や専門性は適切であるか
3:生活空間は、本人にわかりやすい構造化された環境になっているか。また、障害の特性に応じ、事業所の設備等は、バリアフリー化や情報伝達等への配慮が適切になされているか
4:生活空間は、清潔で、心地よく過ごせる環境になっているか。また、子ども達の活動に合わせた空間となっているか

業務改善

5:子どもと保護者のニーズや課題が客観的に分析された上で、児童発達支援計画が作成されているか
6:児童発達支援計画には、児童発達支援ガイドラインの「児童発達支援の提供すべき支援」の「発達支援(本人支援及び移行支援)」、「家族支援」、「地域支援」で示す支援内容から子どもの支援に必要な項目が適切に選択され、その上で、具体的な支援内容が設定されているか
7:児童発達支援計画に沿った支援が行われているか
8:活動プログラムが固定化しないよう工夫されているか
9:保育所や認定こども園、幼稚園等との交流や障害のない子どもと活動する機会があるか

保護者への説明等

10:運営規定、利用者負担等について丁寧な説明がなされたか
11:児童発達支援ガイドラインの「児童発達支援の提供すべき支援」のねらい及び支援内容と、これに基づき作成された「児童発達支援計画」を示しながら、支援内容の説明がなされたか
12:保護者に対して家族支援プログラム(ペアレント・トレーニング等)が行われているか
13:日頃から子どもの状況を保護者と伝え合い、子どもの健康や発達の状況、課題について共通理解ができているか
14:定期的に、保護者に対して面談や、育児に関する助言等の支援が行われているか
15:父母の会の活動の支援や、保護者会等の開催等により保護者同士の連携が支援されているか
16:子どもや保護者からの相談や申入れについて、対応の体制が整備されているとともに、子どもや保護者に周知・説明され、相談や申入れをした際に迅速かつ適切に対応されているか
17:子どもや保護者との意思の疎通や情報伝達のための配慮がなされているか
18:定期的に会報やホームページ等で、活動概要や行事予定、連絡体制等の情報や業務に関する自己評価の結果を子どもや保護者に対して発信されているか
19:個人情報の取扱いに十分注意されているか

非常時等の対応

20:緊急時対応マニュアル、防犯マニュアル、感染症対応マニュアル等を策定し、保護者に周知・説明されているか。また、発生を想定した訓練が実施されているか
21:非常災害の発生に備え、定期的に避難、救出、その他必要な訓練が行われているか

満足度

22:子どもは通所を楽しみにしているか
23:事業所の支援に満足しているか

令和5年度 事業所評価結果を受けて

ヨリドコロ横浜生麦を開所して、5年が経過しました。
おかげさまでたくさんのお子さまにご利用いただき、また、保護者の皆さまや地域の方にもヨリドコロの活動に対しまして温かいご理解とご支援を賜り、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

今回、保護者の皆さまにご協力いただきました事業所評価アンケートにおきましては、
・子どもは通所を楽しみにしているか
・事業所の支援に満足しているか
という総合的な満足度を問う設問において、高いご評価や数々の温かいお言葉を頂戴しました。

また昨年度、評価が芳しくなかった【保護者同士の連携や保護者会等の開催】に関しましても、
今年度は保護者の方を対象にした交流会を実施することで、参加していただいた皆さまから非常に好意的なお声をいただきました。

たくさんの温かいお言葉をいただいたこと、心から感謝しております。
皆さまからいただきましたお言葉を励みに、今後も職員一同、一層の努力をしてまいります。

一方で、評価が芳しくなかった項目または改善が見込める項目は以下3点でございます。
①保護者への支援プログラム(ペアレント・トレーニング等)
②障がいのない子どもとの活動の機会
③緊急時対応マニュアルや非常災害への備え

①におきましては、
「常日頃からちょっとしたことでも相談にのっていただき的確なアドバイスをしてくれて助かる」
「子どもに対してどう対応したら良いか分からない際も助言してくれる」等のご意見もいただいた一方で
“わからない”とのご回答も複数いただきました。
これに関しましては、ペアレント・トレーニングについてより知見を深めていただくと同時に、
保護者の皆さまのお悩みを少しでも解決するコツや工夫などを、
私どもから定期的に発行する季刊誌の中で掲載していきたいと考えております。

②におきましては、
一部の保護者さまよりご要望をいただいた一方で、
「幼稚園に通いながら通所しているので求めていない」
「園の先生と連携をとっていただき園での様子も伝えてくれて助かっている」
「ヨリドコロの子ども同士で交流しているので必要ない」等のご意見も複数頂戴しました。
様々なご意見を踏まえ、職員間で議論を重ねた結果、
「保護者さまが本当に求めていることにフォーカスする」という方針を定め、
ヨリドコロでのアートデザイン療育の活動や集団活動を大切にし、カリキュラムの充実や、支援の質の向上に努めてまいります。
ただし、今後もお子さまにとって何がベストかを考え、保護者さまからのニーズに柔軟に対応していきたいと考えております。

③におきましては、
近年各地で起こっている大地震や自然災害等の「もしも」が起きた時に備え、緊急時における対応策を職員間で協議しました。
その結果、下記3点を今年度から改善してまいります。
・今まで実施していた地震を想定した第一避難場所(生麦小学校)への避難訓練とは別に、
新たに鶴見区の防災訓練連絡会で伝えられた、津波・水害を想定した避難訓練を行ないます。
(避難場所はキリンビール横浜工場となります)
・事業所で備蓄している非常食を子供たちに試食体験してもらいます。
・緊急連絡先シートの取り扱いを見直し、合わせてお子さまが通うかかりつけの病院も記載することで災害時以外での緊急対応にも備えます。

今後も、日々改善を繰り返しながら、お子さまと保護者さまの「心のヨリドコロ」となれるよう精進してまいります。
引き続き、ヨリドコロ横浜生麦をどうぞよろしくお願い申し上げます。

管理者 安西亮