正しい座り方 集団S S T(ソーシャルスキルトレーニング)


皆様、こんにちは!

2月8日の
ヨリドコロ横浜東神奈川の様子をお伝えしたいと思います😊

本日は
「集団SST(ソーシャルスキルトレーニング)」を行いました。

ソーシャルスキルトレーニングとは、
社会的なコミュニケーションスキルを練習していくことで、今回のねらいは「正しい椅子の座り方」の内容でした。

まず、椅子に座っている男の子のイラストを2枚見せます。
1枚のみの提示よりも2枚の提示の方がお子さんたち自身で何が違うのか確認でき、より効果的です。

お子さんたちに、
「発表したいお友だちは手を挙げてください。名前を呼ばれたお友だちだけ発表します。他のお友だちは静かに聞きます。」と説明します。
先に注意するポイントを伝えることが大事になります。

お子さんの発表で
・「だらーんとしてる」→背中がまっすぐ
・「手が後ろになってる」→手はお膝
・「足が伸びてる」→足は閉じてまっすぐ
という意見が出ました。

職員が正解を伝えるのではなく、
「お子さんたちが考える→発表する→皆で確認する」という流れで学ぶことができるのが集団SSTのメリットです。

その後、複数のイラストを使用して正しい座り方かどうか全員で確認していきます。
お子さんたちもポイントを確認しているので、全て正解することができ、「イェーイ!」と盛り上がります😄

次は実際に椅子とテーブルを使用して職員が様々な座り方を見せます。

例1:椅子の後ろ脚に体重をかけてゆらゆらする
→「後ろに落ちる」「怪我をする」
→「そうだよね。頭を打って自分が痛くて悲しい気持ちになるし、怪我をするよね。あと、隣のお友だちの足を踏んで怪我をさせてしまうこともあるんだ。」

例2:テーブルに顔を伏せて座る
→「前が見えない。」「よく聞こえない。」
→「そうだね。先生がやっていることが見えないし、お話も聞こえにくいね。
先生が説明していることが分からないと、次に何をすれば良いのか分からなくなってしまって、自分が困ってしまうよね。」

一番大事なことは正しい座り方は「自分の助けになる」ということです。
改善するポイントももちろん大事ですが、なぜ良い座り方をする必要があるのかを伝えることが重要です。

その内容をふまえ「影絵クイズ」を行います。

カリキュラムを進める際は上手な姿勢で聞くことができているお子さんをすぐに褒めます。
そのお子さん自身の行動強化ももちろんですが、周りのお子さんたちも褒め言葉を聞いて自分自身の座り方を直すという良い循環が生まれます😊

影絵クイズも楽しみながら、お子さん自身が行動をコントロールするという充実したカリキュラムになりました!

次回のブログもお楽しみに✨